ANAアメックスゴールドとゴールドプリファードはどっち?「マイル上限」と「年会費の回収」で選ぶ【2026年9月改定対応】

ゴキゲン主婦マイラーのテルです。

2026年9月2日、ANAアメリカン・エキスプレス・カードが17年ぶりに全面リニューアルされました。ゴールド・カードは年会費が34,100円から42,900円に上がり、そのぶん特典も大きく変わっています。

ちょうどこのタイミングで、「マイルを貯めるならANAアメックス・ゴールドアメックス・ゴールド・プリファードのどちらがいいの?」というご質問をいただくようになりました。

結論から言うと、この2枚は「似ているようで、まったく別の目的のカード」です。そして陸マイラーにとっては、決定的な違いがひとつあります。

【結論】判断の軸は2つあります

判断の軸 有利なカード ポイント
①ANAマイルの年間移行上限 ANAアメックス・ゴールド プリファードは年間40,000マイルが上限。ANAアメックスは上限なし
②年会費の「回収」 ゴールド・プリファード 無料宿泊券+トラベルクレジット+家族カード2枚無料で、年会費のほとんどを取り返せる

ざっくり言うと、「マイルを大量に貯めたいならANAアメックス」「年会費を特典で取り返したいならプリファード」です。どちらが優れているという話ではなく、目的が違うカードなんですね。

この記事でわかること

  • 2026年9月2日リニューアルの変更点と、特典ごとの開始日
  • 年会費の値上げはいつの請求から適用されるのか
  • 2枚のスペックを並べた比較一覧表
  • 陸マイラーが見落としがちな「年間40,000マイルの上限」
  • プリファードの年会費39,600円をどこまで取り返せるかの試算
  • タイプ別の選び方と、2枚持ちという答え

※本記事は2026年9月時点のアメリカン・エキスプレスおよびANAの公式情報をもとに作成しています。特典や条件は変更される場合がありますので、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

目次

【2026年9月2日】ANAアメックスが17年ぶりに刷新されました

ANAアメックスゴールドリニューアル

まず、いま何が起きているかを整理しておきますね。ここを知らずに申し込むと、「年会費が上がっていた」ということになりかねません。

年会費が34,100円 → 42,900円に

項目 リニューアル前 リニューアル後
本会員の年会費 34,100円(税込) 42,900円(税込)
家族カード 17,050円(税込) 21,450円(税込)

本会員で8,800円の値上げです。決して小さくない金額なので、「その分ちゃんと元が取れるのか」を見ていきましょう。

新しく加わった3つの特典(開始日がバラバラです)

新特典 内容 開始日
利用ボーナスマイル 年間400万円以上の利用で15,000マイル 2027年1月1日
POWER LOUNGE PREMIUM 羽田空港第2ターミナルのラウンジを、同伴者1名まで・回数制限なしで無料 2026年9月2日
ダイニング・キャッシュバック ポケットコンシェルジュ経由の予約・決済で20%還元(年間上限2万円) 2026年10月29日

出典:アメリカン・エキスプレス公式「ANAアメックスの提携カード 2026年9月2日リニューアル」

あわせてプライオリティ・パスが年2回まで無料で使えるようになりました。これまでANAアメックス・ゴールドにはなかった特典で、ここでゴールド・プリファードと横並びになりました

終わるものもあります(ANA SKYコイン獲得サービス)

【注意】ANA SKYコイン獲得サービスは2026年12月31日で終了します
これまで年間400万円以上の利用で10,000 ANA SKYコインがもらえていた特典です。2027年1月1日からは、上の「利用ボーナスマイル15,000マイル」に置き換わります
SKYコインは1コイン=1円で航空券に使えましたが、マイルは特典航空券に使えば1マイル2円以上の価値になることも多いので、使い方しだいでは実質的なプラスと考えていいと思います。

すでに持っている人は、いつから新しい年会費?

2026年11月21日以降の引き落とし分から新年会費が適用されます。引き落とし日は会員ごとに違うので、ご自身の更新月はマイアカウントの「前回の年会費請求月」で確認できます。

テル
テル
値上げのニュースだけ見ると身構えてしまいますが、ラウンジもダイニングもプライオリティ・パスも増えています。使う人にとっては、むしろ良くなったリニューアルだと思いますよ。

ANAアメックス・ゴールドとゴールド・プリファードを一覧表で比較

リニューアル後の内容で並べると、こうなります。

比較項目 ANAアメックス・ゴールド アメックス・ゴールド・プリファード
年会費(本会員) 42,900円(税込) 39,600円(税込)
家族カード 21,450円(税込) 2枚まで無料(3枚目以降19,800円)
ANAマイル 年間移行上限 上限なし 40,000マイルまで
ANAマイル移行の参加費 不要(登録も不要) 年5,500円(ANAコース)+メンバーシップ・リワード・プラス
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル なし
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ+25% なし
ANAカードマイルプラス 対象 対象外
利用ボーナスマイル 年400万円利用で15,000マイル
(2027年1月1日〜)
なし
無料宿泊特典 なし 年200万円利用+継続で1泊2名分
トラベルクレジット なし 継続で10,000円分
プライオリティ・パス 年2回無料 年2回無料
ANAラウンジ(国内線) 利用可(同伴者1名まで) 不可
POWER LOUNGE PREMIUM(羽田T2) 無料・回数制限なし 不可
ダイニング20%キャッシュバック 年間上限2万円
(2026年10月29日〜)
年間上限10,000円
ホテル上級会員資格 なし プリンス・オークラ ニッコー
手荷物無料宅配 往路1個・復路1個 往路1個・復路1個
SFC(スーパーフライヤーズカード) 切り替え可能 不可

出典:ANAアメックス提携カード リニューアルゴールド・プリファード・カードアメックス公式FAQ「ANAマイルに移行できるポイントの上限」ANA公式「スーパーフライヤーズカード」

あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファード徹底解説|年会費・特典・入会キャンペーン【最新版】 アメックス・ゴールド・プリファード・カードは、新規入会キャンペーンで最大12万ポイントを獲得できる、マイル・ホテル好きにこそおすすめの1枚です。12万ポイントはAN...
あわせて読みたい
ANAアメックスゴールド入会キャンペーンで128,000マイル|ハワイのビジネスクラスが取れる【2026年11月4... ANAアメックス・ゴールド・カードの新規入会キャンペーンで合計128,000マイル相当(2026年11月4日の申し込み分まで)。ハワイのビジネスクラス往復+エコノミー往復が取れるマイル数です。2026年9月2日リニューアルで年会費42,900円・プライオリティ・パス付帯に。マイ友プログラムと、200万円をクリアする方法まで解説します。

【決定的な違い①】ANAマイルの年間移行上限

ANAマイルの年間移行上限を比較した図

まず、陸マイラーがいちばん見落としやすい違いからいきます。

アメックスのプロパーカード(グリーン、ゴールド、ゴールド・プリファード、プラチナなど)は、ANAマイルへ移行できるポイントが1年間で40,000マイルまでと決まっています。しかもこれはカードを複数枚持っていても合計で40,000マイルまで。プラチナとプリファードの2枚持ちでも増えません。

いっぽうANAアメックス・ゴールドはANA提携カードなので、この上限がありません。

ANAアメックス・ゴールド ゴールド・プリファード
年間の移行上限 なし 40,000マイル
複数枚持ちで増える? 増えません(プロパー合計で40,000マイル)
移行のための年間参加費 不要 ANAコース 5,500円+リワード・プラス(プリファードは無料付帯)
移行レート 1,000ポイント → 1,000マイル 1,000ポイント → 1,000マイル(リワード・プラス登録時)

出典:アメックス公式FAQ:ANAマイルに移行できるポイントの上限アメックス公式FAQ:ANAアメックス カードのポイント移行コース

40,000マイルって、どれくらいの決済額?

100円=1ポイント、1,000ポイント=1,000マイルで計算すると、こうなります。

年間400万円の決済 = 40,000ポイント = 40,000マイル

つまり年間400万円を超えて使う方は、ゴールド・プリファードだと上限に当たってしまいます。超えたぶんのポイントはANAマイルに換えられず、ほかの用途に回すことになります。
反対に、年間の決済が400万円に届かない方なら、上限を気にする必要はありません。

ハワイの特典航空券がレギュラーシーズンのエコノミー往復で40,000マイル。「年に1往復ぶんまで」が上限と考えるとイメージしやすいですね。家族4人で行きたいなら、プリファード1枚では足りません。

テル
テル
ここを知らずにプリファードでコツコツ貯めて、いざ交換しようとしたら上限で止まった——という話を何度か聞きました。ANAマイル一本で貯める方は、最初からANAアメックスを選ぶほうが安全です。


そもそもポイントサイトからANAマイルへ交換するルートも押さえておくと、貯まる速度がまったく変わります。

あわせて読みたい
ポイントサイトのポイントをANAマイルに交換する方法【2026年最新】全ルート比較と交換手順 ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルへ高レートで交換する方法を解説。みずほルート(70%)の新規開通が終了した2026年、JQ CARDセゾンを使った60%ルートの手順、nimocaルート70%・TOKYUルート75%の比較、ハピタス・モッピーなど各サイトからの移行方法を図解でまとめました。

——ここまで読むと「じゃあANAアメックス一択では?」と思われるかもしれません。ところが、お金の面ではプリファードのほうが有利になる場合があります。次はそちらを見ていきましょう。

【決定的な違い②】年会費の「回収構造」がまったく違う

年会費の回収構造を比較した図

年会費だけを比べると、ANAアメックス・ゴールドが42,900円、ゴールド・プリファードが39,600円。その差は3,300円しかありません

でも大事なのは金額そのものではなく、「その年会費が、どういう形で戻ってくるのか」です。ここが2枚でまったく違います。

プリファードは「現物」で返ってきます

ゴールド・プリファードの特典を、金額に置き換えて並べてみます。

特典 金額の目安 条件
フリー・ステイ・ギフト(1泊2名分の無料宿泊券) 30,000〜40,000円 年間200万円以上の利用+カード継続
トラベルクレジット 10,000円 カード継続。20,000円以上のホテル予約で利用
メンバーシップ・リワード・プラス 3,300円 無料付帯(通常は年3,300円)
ダイニング20%キャッシュバック 最大10,000円 ポケットコンシェルジュ経由
家族カード2枚無料 1枚あたり19,800円相当 3枚目以降は有料
年会費 39,600円に対して……無料宿泊券とトラベルクレジットの2つだけで、4〜5万円ぶんに届きます

※無料宿泊券の金額は、対象ホテルの一般的な1泊料金からの目安です。実際の価値は選ぶホテルと時期によって変わります。

私は実際に、この無料宿泊券でザ・プリンス パークタワー東京に泊まりました。そのときのホテル代は82,404円。これが実質0円になったわけですから、それだけで年会費を上回っています。

あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファードのフリーステイギフトは本当にお得?ザ・プリンス パークタワー東京に息... 「年会費3万円以上のクレジットカード、本当に元が取れるの?」 正直、私もそう思っていました。でも今回、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード...

また新規入会特典のポイントもたくさん獲得できるのが、プリファードの特徴です。

そのポイントで南紀白浜マリオットに泊まりました。こちらは38,188円するホテルでした!

あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファードのポイントで南紀白浜マリオットに無料宿泊!フリーステイギフトで泊ま... この記事でわかること アメックスゴールドプリファードのポイントで38,188円のホテル代を実質0円にした全手順 羽田→南紀白浜の航空券を7,900マイルと710円にする方法 プ...
あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファード徹底解説|年会費・特典・入会キャンペーン【最新版】 アメックス・ゴールド・プリファード・カードは、新規入会キャンペーンで最大12万ポイントを獲得できる、マイル・ホテル好きにこそおすすめの1枚です。12万ポイントはAN...

 

ANAアメックスは「マイル」で返ってきます

いっぽうANAアメックス・ゴールドは、戻ってくるものがすべてマイルです。

特典 マイル 1マイル2円換算 条件
継続ボーナスマイル 2,000マイル 4,000円 毎年・条件なし
利用ボーナスマイル 15,000マイル 30,000円 年間400万円以上の利用(2027年1月〜)
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ+25% ANA便に乗るたび
ANAカードマイルプラス 決済額に応じて 対象店舗・ANA航空券など
ANAコース参加費が不要 5,500円 プリファードは毎年必要

ここが分かれ目です。
プリファードの特典は「使わなければ1円も戻りません」。無料宿泊券を毎年きちんと使い、トラベルクレジットで20,000円以上のホテルを予約する——この行動ができる方には最強ですが、忙しくて使い忘れる方には、ただの高い年会費になってしまいます。
ANAアメックスのマイルは「使わなくても貯まっていきます」。今年使わなくても、3年後のハワイ旅行のために積み上がります。ただし1マイル2円の価値を出すには、特典航空券として使う必要があります。 

テル
テル
「特典を使いこなす自信があるか」で選ぶと失敗しません。毎年ホテルに泊まる予定を立てられる方はプリファード、コツコツ貯めて大きく使いたい方はANAアメックス——そんなイメージです。


年間の決済額で見ると、こうなります

年間の決済額 おすすめ 理由
200万円未満 どちらも大型特典の条件に届きません。年会費の安いカードやグリーンも検討を
200万〜400万円 ゴールド・プリファード 無料宿泊券の条件(200万円)を満たせて、マイルの上限にも当たりません
400万円以上 ANAアメックス・ゴールド プリファードはマイルが40,000で頭打ち。ANAは利用ボーナス15,000マイルが加わります

年間200万〜400万円の方は、プリファードのほうが有利——これは覚えておいて損のない目安です。

違い3:ANAカードだからこそ貯まるマイルがある

ANAカードだから貯まるボーナスマイル

ANAアメックス・ゴールドはANAカードです。この一点で、プリファードにはないマイルの入り口がいくつも付いてきます。

  • 入会ボーナス2,000マイル+毎年の継続ボーナス2,000マイル
  • 搭乗ボーナスマイル:区間基本マイレージの+25%
  • ANAカードマイルプラス:ANAの航空券やANA FESTA、対象店舗の決済で通常のポイントとは別にマイルが直接たまる
  • ANAラウンジ(国内線)を同伴者1名まで無料で利用できる
  • 2027年1月からは年400万円利用で15,000マイルの利用ボーナス

継続ボーナスの2,000マイルだけでも、1マイル2円で考えれば4,000円ぶん。年会費42,900円のうち、持っているだけで約1割が戻ってくる計算です。飛行機に乗る方なら、搭乗ボーナス+25%がさらに積み上がります。

ゴールド・プリファードには、これらのANA特典はひとつもありません。プリファードは「アメックスの旅行カード」であって、「ANAのカード」ではないからです。

これらのボーナスマイルに加えて、いま入会キャンペーンで最大106,000マイル相当がもらえます。キャンペーンの内訳と、200万円の決済をクリアする方法はこちらにまとめました。

あわせて読みたい
ANAアメックスゴールド入会キャンペーンで128,000マイル|ハワイのビジネスクラスが取れる【2026年11月4... ANAアメックス・ゴールド・カードの新規入会キャンペーンで合計128,000マイル相当(2026年11月4日の申し込み分まで)。ハワイのビジネスクラス往復+エコノミー往復が取れるマイル数です。2026年9月2日リニューアルで年会費42,900円・プライオリティ・パス付帯に。マイ友プログラムと、200万円をクリアする方法まで解説します。

違い4:SFC修行を考えているなら、選択肢は1つだけ

スーパーフライヤーズカードへ切り替えできるのはANAカードだけ

ここは見落とされがちですが、とても大きな違いです。

ANAの上級会員資格を一生持ち続けられるスーパーフライヤーズカード(SFC)は、ANAカードからしか切り替えられません。ANAアメックス・ゴールドを持っていれば「ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード」に切り替えられますが、ゴールド・プリファードからは切り替えできません

カード SFCへの切り替え SFC後のフライトボーナス
ANAアメックス・ゴールド 可能 ゴールドカードは+40%
アメックス・ゴールド・プリファード 不可

出典:ANA公式「スーパーフライヤーズカード」

いつかSFCを取りたい、プラチナ修行をしてみたいという気持ちが少しでもあるなら、ANAアメックス・ゴールドを持っておくほうが将来の選択肢が広がります

私自身もSFC修行をして解脱しました。体験談はこちらにまとめています。

あわせて読みたい
SFC修行は羽田⇔宮古島・石垣島ルートが正解!4往復で解脱した体験談と2026年新運賃の攻略法 SFC修行を羽田⇔宮古島・石垣島の4往復で達成した体験談。必要な50,000PPの貯め方、PP単価6.1円の内訳、マイルをANA SKYコインに換えて費用を抑える方法、2026年の新運賃・アップグレードポイント終了・SFC PLUS/LITEまで最新情報で解説します。

違い5:無料宿泊券とトラベルクレジットは、プリファードだけ

フリーステイギフトの無料宿泊券とトラベルクレジット

ここからはプリファードの強みです。まずはフリー・ステイ・ギフトから。

フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファード

  • 条件:プログラム期間(入会日または切替日から1年間)に200万円(税込)以上の利用次年度の年会費を支払ってカードを継続
  • もらえるもの:国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券
  • 家族カード会員への譲渡も可能

対象ホテルには、次のようなブランドが並びます。

  • Marriott Bonvoy/Hyatt/Hilton
  • Seibu Prince Hotels & Resorts/Nikko Hotels International
  • New Otani Hotels/Okura Hotels & Resorts/Royal Park Hotels

マリオットやハイアットが選べるのが、この特典のすごいところです。ふだんなら1泊3〜4万円するホテルに、無料で泊まれてしまいます。

もうひとつ、トラベルクレジット10,000円分

カードを継続すると、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインのホテル予約に使える10,000円分のトラベルクレジットがもらえます。

利用には20,000円以上の対象ホテルを事前決済で予約する必要がありますが、条件さえ満たせば毎年1万円が確実に戻ると考えると大きいですね。

ANAアメックス・ゴールドには、無料宿泊券もトラベルクレジットもありません。ここはプリファードの独壇場です。

違い6:家族カードは、年間24,750円の差になります

家族カードの年会費を比較した図

意外と見落とされがちですが、ご夫婦で持つなら金額差がいちばん大きく出るのがここです。

持ち方 ANAアメックス・ゴールド ゴールド・プリファード
本会員1枚のみ 42,900円 39,600円
本会員+家族カード1枚 64,350円
(42,900+21,450)
39,600円
(家族カードは無料)
本会員+家族カード2枚 85,800円 39,600円

家族カード1枚で年間24,750円の差、2枚なら46,200円の差です。これは特典の違いをひっくり返すレベルの金額ですね。

しかも家族カードで使ったぶんも本会員のポイントに合算されます。ご夫婦の決済をプリファードにまとめれば、年間200万円という無料宿泊券の条件も達成しやすくなります。「夫婦で使う」という前提なら、プリファードはかなり強いカードです。

違い7:ホテル上級会員資格と、ポイントの無期限化

ホテル上級会員資格とポイントの無期限化

プリファードには、さらに2つの見えにくい強みがあります。

①ホテルの上級会員資格が自動で付く

  • Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー
  • オークラ ニッコー ホテルズ One Harmony ロイヤルメンバー

プリンスホテルやオークラ ニッコーをよく使う方なら、部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなどのサービスが受けやすくなります。ANAアメックス・ゴールドには、この上級会員資格はありません。

②メンバーシップ・リワード・プラスが無料で付く

通常は年3,300円かかるメンバーシップ・リワード・プラスが、プリファードなら無料・自動登録です。これに登録していると、

  • ポイントの有効期限が無期限になります
  • マイルへの移行レートが上がります(1,000ポイント=1,000マイル)
  • 対象加盟店で100円=3ポイント(年間10,000ポイントが上限)

「マイルにするかどうかを、あとからゆっくり決められる」のがプリファードの良さです。ANAマイルは移行してしまうと36か月の有効期限が始まりますが、ポイントのままなら期限を気にせず貯めておけます。

プリファードそのものの詳しい内容は、こちらにまとめました。

あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファード徹底解説|年会費・特典・入会キャンペーン【最新版】 アメックス・ゴールド・プリファード・カードは、新規入会キャンペーンで最大12万ポイントを獲得できる、マイル・ホテル好きにこそおすすめの1枚です。12万ポイントはAN...

違い8:ラウンジと手荷物宅配は、ほぼ横並びになりました

空港ラウンジと手荷物無料宅配の比較

今回のリニューアルでプライオリティ・パス(年2回無料)が両方に付いたため、空港ラウンジの差はかなり縮まりました。

ラウンジ・空港サービス ANAアメックス・ゴールド ゴールド・プリファード
プライオリティ・パス 年2回無料 年2回無料
国内の空港カードラウンジ 利用可 利用可
ANAラウンジ(国内線) 利用可・同伴者1名まで 不可
POWER LOUNGE PREMIUM(羽田T2) 無料・回数制限なし 不可
手荷物無料宅配 往路1個・復路1個 往路1個・復路1個

ANAラウンジが使えるのはANAアメックス・ゴールドだけです。ANA便に乗る機会が多い方には、これは毎回効いてくる特典ですね。

手荷物無料宅配は両方とも往路・復路それぞれ1個ずつ。使い方や空港カウンターの場所はこちらにまとめています。

あわせて読みたい
アメックス手荷物無料宅配サービスの対象カード・空港・使い方【2026年最新】グリーンは対象外に アメックスの手荷物無料宅配サービスを実際に使った体験談。2026年時点の対象カードと無料個数(プラチナは2個、個人のグリーンは2023年2月28日で終了)、使える成田・羽田・中部・関西の4空港のカウンター場所と営業時間、出発7日前の予約手順、帰国時の使い方までまとめて解説します。

結局どちらを選ぶ?タイプ別の答え

ANAアメックスゴールドとゴールドプリファードのタイプ別の選び方

ここまでの内容を、選び方の形にまとめます。

ANAアメックス・ゴールドが向いている方

こんな方 理由
ANAマイルを本気で貯めたい 年間の移行上限がなく、継続2,000マイル・搭乗+25%・マイルプラスも付く
年間の決済が400万円を超える プリファードだと40,000マイルで頭打ち。2027年からは利用ボーナス15,000マイルも
SFCを取りたい/いつか取るかも SFCに切り替えられるのはANAカードだけ
ANA便によく乗る ANAラウンジ、POWER LOUNGE PREMIUM、搭乗ボーナス
ホテル特典を使い切る自信がない マイルは使わなくても貯まっていきます

ANAアメックス・ゴールドは、2026年11月4日まで最大106,000マイル相当の入会キャンペーンを実施中です。ハワイのビジネスクラス往復が取れるマイル数なので、申し込むなら今がいちばん良いタイミングですよ。

あわせて読みたい
ANAアメックスゴールド入会キャンペーンで128,000マイル|ハワイのビジネスクラスが取れる【2026年11月4... ANAアメックス・ゴールド・カードの新規入会キャンペーンで合計128,000マイル相当(2026年11月4日の申し込み分まで)。ハワイのビジネスクラス往復+エコノミー往復が取れるマイル数です。2026年9月2日リニューアルで年会費42,900円・プライオリティ・パス付帯に。マイ友プログラムと、200万円をクリアする方法まで解説します。

ゴールド・プリファードが向いている方

こんな方 理由
夫婦・家族でカードを持ちたい 家族カードが2枚まで無料。1枚でも年24,750円の差
毎年ホテルに泊まる 無料宿泊券(3〜4万円相当)+トラベルクレジット10,000円分
年間の決済が200万〜400万円 無料宿泊券の条件を満たせて、マイルの上限にも当たりません
プリンス・オークラ ニッコーをよく使う ホテル上級会員資格が自動で付きます
マイルにするか迷っている リワード・プラス無料付帯でポイントが無期限。あとから決められます
JALマイルも視野に入れたい ANA以外の航空会社にも移行できます

ひと言でまとめると——
「マイルを大量に貯めて、大きく使いたい」ならANAアメックス・ゴールド。
「年会費を特典で取り返しながら、家族で使いたい」ならゴールド・プリファード。

「どちらも年会費が高い」と感じた方には、ANAアメックス(一般カード・年会費7,700円)という選択肢もあります。マイルの貯まり方は控えめですが、入会キャンペーンは25万円の利用から対象なので、いちばん始めやすい1枚です。

あわせて読みたい
ANAアメックス入会キャンペーンで38,000マイル|年会費7,700円でハワイ往復が狙える【2026年11月4日まで】 ANAアメリカン・エキスプレス・カード(一般)の新規入会キャンペーンで合計38,000マイル相当(2026年11月4日の申し込み分まで)。3か月で25万円から対象で、75万円の利用で38,000マイル相当。ハワイのエコノミー往復が狙えるマイル数です。年会費は7,700円のまま据え置き。マイ友プログラムで+500マイルもらう手順も解説します。

実は「2枚持ち」という答えもあります

どちらか1枚に決めきれない方に、私がよくお伝えしているのがこれです。

役割を分ける2枚持ち

  • ANAアメックス・ゴールド=ふだんの決済とマイルの受け皿。ANA便やSFCもこちら
  • ゴールド・プリファード=ホテルの無料宿泊券とトラベルクレジット、家族カード

ただし年会費は合計82,500円になりますので、「無料宿泊券を毎年きちんと使えるか」が判断の分かれ目です。使い切れないなら、素直に1枚に絞ったほうがお得ですよ。

それから、プロパーカードを何枚持ってもANAマイルの上限40,000マイルは変わりません。「プリファードを2枚持てば80,000マイル」とはならないので、そこは誤解しないでくださいね。

ANAカードを申し込む前に「マイ友プログラム」を忘れずに

ANAアメックス・ゴールドを申し込む方は、申し込みの前に「マイ友プログラム」に登録しておきましょう。通常の入会ボーナスマイルに加えて紹介ボーナスマイルがもらえます。登録は無料ですが、カード申込の前でないと適用されません

あわせて読みたい
【2026年最新】ANAマイ友プログラムとは?紹介番号の登録で最大15,400マイル|1分の手順を解説 ANAマイ友プログラムは、カード申し込みの「前」に1分登録するだけで、通常の入会ボーナスとは別にマイルがもらえるANA公式の紹介制度です。一般500/ゴールド2,000/プレミアム5,400マイル、合計最大15,400マイル。画像つきの登録手順と紹介番号、対象外になる条件まで2026年最新の公式情報で解説します。

下記からは公式ページよりもお得に入会情報がもらえる方法をお伝えしています。

お得な入会はこちらからお知らせしています

(1分以内に返信メールが届きます。)

よくある質問(FAQ)

Q1. すでにANAアメックス・ゴールドを持っています。年会費はいつから上がりますか?

2026年11月21日以降の引き落とし分から新しい年会費(42,900円)になります。引き落とし日は会員ごとに違うので、マイアカウントで前回の年会費請求月をご確認ください。

Q2. 新しい特典は、既存の会員も使えますか?

はい。ただし特典ごとに開始日が違います。POWER LOUNGE PREMIUMは2026年9月2日から、ダイニング・キャッシュバックは2026年10月29日から、利用ボーナスマイルは2027年1月1日からです。

Q3. ANA SKYコインがもらえなくなるのは損ではないですか?

2026年12月31日でANA SKYコイン獲得サービスは終了し、2027年1月からは利用ボーナスマイル15,000マイルに変わります。SKYコインは1コイン=1円ですが、マイルは特典航空券に使えば1マイル2円以上の価値になることも多いので、特典航空券を取る方にとってはむしろプラスです。反対に、いつも有償航空券を買う方には使いにくくなるかもしれません。

Q4. ゴールド・プリファードでもANAマイルは貯まりますか?

貯まります。ただし年間40,000マイルが上限で、移行には「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年間参加費5,500円(税込)が必要です。ANAアメックス・ゴールドは、この参加費も上限もありません。

Q5. プリファードを2枚持てば、上限は80,000マイルになりますか?

いいえ。プロパーカードを複数枚持っていても、合計で40,000マイルまでです。プラチナとプリファードの組み合わせでも同じです。

Q6. プリファードの無料宿泊券は、年会費のもとが取れますか?

対象ホテルにはマリオットやハイアット、プリンス、オークラなどが並び、1泊2名分の無料宿泊券がもらえます。私が実際に使った南紀白浜マリオットは38,188円でしたので、この1回だけで年会費39,600円のほとんどを回収できました。ただし年間200万円以上の利用とカード継続が条件で、初年度にはもらえません。

Q7. 家族カードはどちらがお得ですか?

ゴールド・プリファードが圧倒的に有利です。2枚まで無料なのに対し、ANAアメックス・ゴールドは1枚21,450円。家族カード1枚で年24,750円、2枚なら46,200円の差になります。ご夫婦で持つ前提なら、ここだけで結論が変わることもあります。

Q8. どちらもポイントの有効期限は無期限ですか?

ゴールド・プリファードはメンバーシップ・リワード・プラスが無料付帯するので無期限です。ANAアメックス・ゴールドもポイントの有効期限は無期限です。ただしマイルに移行したあとは、ANAマイルの有効期限(積算日から36か月)が適用されますのでご注意を。

Q9. 途中でカードを変えられますか?

できます。ANAアメックス・ゴールドとゴールド・プリファードは別系統のカードなので、切り替えというより新しく申し込んで、古いほうを解約する形になります。ただし解約するとポイントが失効する場合があるので、必ず先にマイルへ移行してから手続きしてくださいね。

まとめ:貯めるならANAアメックス、取り返すならプリファード

  • 2026年9月2日にANAアメックスがリニューアル。ゴールドは年会費34,100円→42,900円
  • 新特典は利用ボーナスマイル15,000マイル・POWER LOUNGE PREMIUM・ダイニング20%還元・プライオリティ・パス。開始日はそれぞれ違います
  • 既存会員の新年会費は2026年11月21日以降の引き落とし分から
  • 【ANAアメックス有利】ANAマイルの年間移行上限がない(プリファードは40,000マイルまで)/SFCに切り替えられる/ANAラウンジが使える
  • 【プリファード有利】無料宿泊券3〜4万円相当+トラベルクレジット10,000円で年会費をほぼ回収できる/家族カード2枚無料で年24,750円の差/ポイントが無期限
  • 年間の決済が200万〜400万円ならプリファード、400万円以上ならANAアメックスが目安

どちらが優れているという話ではなく、「マイルを貯めたいのか、年会費を特典で取り返したいのか」で選ぶカードが変わります。

ANAマイルを大量に貯めて特典航空券で飛びたい方はANAアメックス・ゴールド、ご夫婦で持って毎年ホテルステイを楽しみたい方はゴールド・プリファード。どちらを選んでも、旅は確実に豊かになります。ご自身の使い方に正直に選んでくださいね。

グリーンとの比較で迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。

あわせて読みたい
アメックスゴールドプリファードとグリーンの違い9つを徹底比較【2026年最新】年会費26,400円の差は取り... アメックス・ゴールド・プリファードとグリーンの違いを9項目で比較。年会費39,600円と月会費1,100円の差は26,400円。無料宿泊券(年間200万円利用+継続)、10,000円分のトラベルクレジット、プライオリティ・パス、家族カード、そしてグリーンでは使えなくなった手荷物無料宅配まで、公式情報をもとに解説します。

参考にした公式情報

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

〜旅行が好きだけれど旅費が気になる方〜
初心者の方にもわかりやすく、マイルの貯め方・使い方・家族旅行や親孝行旅への活かし方を無料メール講座でお届けします。

目次