アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、法人・個人事業主向けカードの中でも別格のステータスを持つ一枚です。
ただ、2025年5月に年会費が36,300円から49,500円(税込)へ改定され、「その価値はあるの?」と迷っている方も多いはずです。
結論からお伝えすると、年会費の値上げと同時に特典も大きく入れ替わっており、使い方次第では十分に元が取れます。一方で、以前あった特典のいくつかは終了しているので、古い情報のまま申し込むと期待外れになります。
この記事では、公式サイトで確認した2026年時点の最新情報をもとに、入会キャンペーン・年会費・特典・デメリットを整理しました。
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この記事でわかること
- 入会キャンペーンの最新内容(合計170,000ポイント)と獲得条件
- 年会費49,500円の内訳と、追加カード2種類の違い
- 2026年時点で使える特典と、すでに終了した特典
- 170,000ポイントをマイルに換えると、どこまで行けるのか
- ビジネス・グリーン/ビジネス・プラチナとの比較
結論:アメックスビジネスゴールドは「年間300万円以上使う人」向け

先に結論です。このカードは年間300万円以上をカード決済に集約できる事業者なら、年会費を大きく上回る価値があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 49,500円(税込) |
| 入会特典 | 最大170,000ポイント(年会費3年分相当) |
| 年間300万円利用時 | ビジネス・フリー・ステイ・ギフト1泊分(20,000円相当) |
| 年間500万円利用時 | ビジネス・フリー・ステイ・ギフト2泊分(40,000円相当) |
| 公式が示す特典価値 | 年間合計76,600円分相当(一例) |
ここがポイント
入会1年目は170,000ポイントが乗るので、年会費49,500円を差し引いても圧倒的にプラス。2年目以降は年間300万円以上の決済ができるかどうかが分かれ目になります。
【2026年最新】入会キャンペーンは合計170,000ポイント

公式サイトからの入会で、合計170,000ポイントを獲得できます。公式が「年会費3年分相当」と表現している大型特典です。
| 特典 | 獲得ポイント | 条件 |
|---|---|---|
| ご利用ボーナス1 | 40,000ポイント | 入会後4ヶ月以内に合計80万円以上の利用 |
| ご利用ボーナス2 | 50,000ポイント | 入会後8ヶ月以内に合計200万円以上の利用 |
| ご利用ボーナス3 | 50,000ポイント | 入会後10ヶ月以内に合計300万円以上の利用 |
| 通常ご利用ポイント | 30,000ポイント | 合計300万円以上の利用 |
| 合計 | 170,000ポイント |
※出典:アメリカン・エキスプレス公式サイト(2026年9月時点)。キャンペーン内容は変更される場合があります。
見落としやすい条件
ボーナスは期限付きの累計利用額で判定されます。10ヶ月で300万円=月あたり約30万円のペース。仕入れ・広告費・通信費・税金などを1枚にまとめられるかを、申し込み前に必ず試算してください。
170,000ポイントをANAマイルに換えるといくら分?
メンバーシップ・リワードのポイントは、提携航空会社13社のマイルに移行できます。ANAマイルなら1,000ポイント=1,000マイル(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)です。
ANAマイルは年間40,000マイルが上限
ANAマイルへの移行は1月1日〜12月31日で年間40,000マイルまでという上限があります。170,000ポイントを一気にANAマイルにはできないので、年をまたいで分割するか、他社マイルと組み合わせる前提で考えてください。
ANA国内線の特典航空券は、レギュラーシーズンで往復15,000マイル前後から。40,000マイルあれば国内線を往復2回以上、ハワイならエコノミー往復1回(レギュラーシーズン40,000マイル)が狙えます。
2年かけて80,000マイルまで貯めれば、ハワイ往復を家族2人分、あるいは上位クラスへの挑戦も見えてきます。
実際に私は、ハワイへのファーストクラスを89,000マイル(往路ファーストクラス・復路プレミアムエコノミー)で発券できました。

韓国へのビジネスクラスなら、往復30,000マイル前後で予約できます。憧れのラウンジやフルフラットシートを、出張のついでに体験するのも夢ではありません。

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マイル以外の使い道は?
| 交換先 | レート | ひとこと |
|---|---|---|
| ANAマイル(MRプラス登録時) | 1,000P → 1,000マイル | いちばん価値が高い/年間40,000マイル上限 |
| 楽天ポイント | 300P → 90ポイント | 3,000ポイントから移行可能 |
| カード利用代金への充当 | ポイントで後払い | 年会費の支払いにも使える |
| 商品・ギフト | — | 従業員へのギフトや備品購入にも |
交換先で価値が10倍変わります
楽天ポイントへの移行は1ポイント=0.3円相当。対してANAマイルに移して特典航空券に使えば、1ポイント=2〜5円以上になることも珍しくありません。貯めたら必ずマイルに、が鉄則です。
年会費は49,500円に改定。追加カードは2種類から選べる

| 区分 | 年会費(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 基本カード | 49,500円 | メタル製。ゴールド/新色ローズゴールドから選択可 |
| 追加カード(付帯特典あり) | 13,200円 | 空港ラウンジ・旅行傷害保険などが付く |
| 追加カード(付帯特典なし) | 無料 | 決済と経費管理のみ。合計最大99枚まで発行可能 |
※付帯特典なしの追加カードは、判定期間内に利用がないと管理手数料3,300円(税込)がかかります。
※年会費は経費計上できる場合があります(詳しくは税理士へ)。
この改定のいいところ
以前は追加カード1枚ごとに13,200円でした。今は管理職だけ有料の付帯特典ありカード、一般社員は無料カードと使い分けられます。従業員が多いほど、実質的なコストは下がります。
アメックスビジネスゴールドの特典【2026年版】

1. ビジネス・フリー・ステイ・ギフト(最大2泊無料)
年間のカード利用金額に応じて、1泊2名分の無料宿泊コードがもらえます。東急が運営する定額宿泊サービス「ツギツギ」の提携ホテル(全国450ヶ所以上)で使えます。
| 年間利用金額(税込) | もらえる宿泊コード | 相当額 |
|---|---|---|
| 300万円以上〜500万円未満 | 1泊分 | 約20,000円相当 |
| 500万円以上 | 2泊分 | 約40,000円相当 |
※対象は基本カード会員のみ(追加カードは対象外)。毎年1月頃に送付されます。従業員や取引先へ贈ることもできます。
ここで年会費の8割が返ってくる
年間500万円を決済できる事業者なら、この特典だけで約40,000円相当。年会費49,500円のうち8割近くを回収できる計算です。
2. 請求書カード払い byGMO
クレジットカードが使えない取引先への支払いも、カード払いにできるサービスです。振込作業の手間が減り、支払いを一元管理できるうえ、これまでポイントがつかなかった支出もポイント対象になります。
3. メンバーシップ・リワード・プラス(初年度無料)
ポイントの貯まり方と交換レートが良くなる有料オプションです。ビジネス・ゴールドは初年度年会費無料、2年目から年間3,300円(税込)。
- 対象加盟店で100円=3ポイント(要事前登録)
- ANAマイルへの移行が1,000ポイント=1,000マイルに
※ANAマイルへの移行には、別途「ポイント移行コース」の年間参加費5,500円(税込)が必要です。
4. 福利厚生サービス「クラブオフ」VIP会員が無料
国内外20万ヶ所以上の施設を優待価格で使える福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員費が無料になります。
宿泊、レジャー施設、飲食店、カラオケ、レンタカー、各種講座など、対象はかなり幅広いです。従業員の福利厚生としてそのまま使えるのが、ビジネスカードならではの強みですね。
クラブオフのページ → https://www.club-off.com/aexp/apps/top/fftop_main.cfm
5. 会食・接待に使えるダイニング特典
| 特典名 | 内容 |
|---|---|
| ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン | 全国約200店舗で、所定コースを2名以上で予約すると1名分が無料 |
| 「ポケットコンシェルジュ」キャッシュバック特典 | 厳選レストランのオンライン予約・決済で10%キャッシュバック |
接待を月1回するだけで
1名分無料のコースが1万円だとすると、1回で1万円が浮きます。年に5回使えば5万円相当。それだけで年会費を超えてしまいます。
6. ビジネス優待(デル・NIKKEI OFFICE PASS)
- デル・テクノロジーズ優待特典:オンラインショップ等での購入で年間最大14,000円をキャッシュバック
- NIKKEI OFFICE PASS:全国のシェアオフィス・コワーキングスペースが事前予約不要・優待料金で利用可能
7. 出張・トラベル関連の特典

| 特典 | 内容 |
|---|---|
| 空港ラウンジ | 国内13空港+ハワイの計14空港。同伴者1名まで無料 |
| 手荷物無料宅配サービス | 羽田・成田・関西・中部の4空港。出国時・帰国時とも利用可 |
| ポーターサービス | 駅の改札からチェックインカウンターまで荷物を運んでくれる |
| 空港クロークサービス | 乗継の待ち時間などに荷物を無料で預けられる |
| アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン | ホテル・航空券・レンタカーをオンラインで予約 |
| 団体旅行専用かんたん手配サービス | 社員旅行・研修旅行を専任チームがアレンジ |
| オーバーシーズ・アシスト | 海外渡航先での日本語サポート |

ここは訂正が必要な情報です
「国内外30箇所のラウンジが使える」という説明をよく見かけますが、現在の提携空港ラウンジは国内13空港+海外1空港の計14空港です。古い記事の数字が独り歩きしているので注意してください。
8. 旅行傷害保険・国内航空機遅延費用補償
| 補償 | 内容 |
|---|---|
| 旅行傷害保険 | 最高1億円を補償。家族・追加カード(付帯特典あり)会員も対象 |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(公共交通機関・宿泊代金をカード決済した場合) |
| 国内航空機遅延費用補償 | 遅延・欠航時の宿泊料・食事代、受託手荷物の遅延・紛失による購入費を補償 |
| ショッピング・プロテクション | カードで購入した商品の破損・盗難を購入日から90日間補償。仕入れ品も対象 |
| オンライン・プロテクション | 第三者によるネット上の不正使用は原則として金額負担なし |
※保険が適用されるには、航空券やツアー代金をこのカードで支払っていることが条件になる補償があります。出張の支払いは必ずカードに集約しておきましょう。
年会費49,500円を回収するシミュレーション

「結局、元は取れるの?」を数字にしてみます(年間500万円を決済した場合の一例)。
| 項目 | 金額・相当額 |
|---|---|
| ビジネス・フリー・ステイ・ギフト(2泊) | 約40,000円相当 |
| ダイニング特典(年3回・1名分無料) | 約30,000円相当 |
| デル優待キャッシュバック | 最大14,000円 |
| 通常ポイント(500万円×100円1P) | 50,000ポイント |
| 合計 | 年会費49,500円を大きく超える |
※あくまで一例です。特典を使わなければ価値はゼロなので、「自分が実際に使うもの」だけで計算してください。公式は「付帯特典を活用すると年間合計76,600円分相当」という試算を示しています。
デメリット・注意点

申し込む前に知っておきたいこと
- 年会費49,500円は、決済額が少ないと確実に持ち出しになる
- 入会特典のフル獲得には10ヶ月で300万円の利用が必要
- ANAマイルへの移行は年間40,000マイルまで
- ANAマイル移行にはメンバーシップ・リワード・プラス(2年目以降3,300円)+ポイント移行コース(5,500円)の追加費用がかかる
- フリー・ステイ・ギフトは年間300万円以上が条件。追加カード会員は対象外
- アメックスが使えない加盟店はまだ一定数ある
【重要】すでに終了・変更された特典
ネット上には古い情報が大量に残っています。2026年9月時点の公式サイトに記載がないのは、次の特典です。
- ビジネス・ダイニング by ぐるなび → 「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」に変更
- ビジネス・コンサルティング・サービス(船井総合研究所)
- ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」・ビジネス情報調査代行サービス
- ヘルスケア無料電話健康相談
- キャンセル・プロテクション・リターン・プロテクション(ショッピング・プロテクションは継続)
- 帝国ホテル ビジネスラウンジ
- 入会後1年以内に200万円利用で30,000ボーナスポイント(→ 現在の条件に変更)
ビジネス・グリーン/ビジネス・プラチナとの比較

| ビジネス・グリーン | ビジネス・ゴールド | ビジネス・プラチナ | |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 13,200円 | 49,500円 | 165,000円 |
| 追加カード(特典あり) | 6,600円 | 13,200円 | 4人まで無料 |
| 追加カード(特典なし) | 無料 | 無料 | 無料 |
| 入会特典 | 合計60,000ポイント | 合計170,000ポイント | 合計260,000ポイント |
| フリー・ステイ・ギフト | — | 最大2泊 | あり |
| カード素材 | — | メタル製 | メタル製 |
どれを選ぶ?
年間決済額が100万円前後ならビジネス・グリーン、300万〜1,000万円ならビジネス・ゴールド、1,000万円以上かつ出張が多いならビジネス・プラチナ、というのがざっくりした目安です。
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よくある質問
Q. 個人事業主でも申し込めますか?
はい。法人だけでなく個人事業主も対象です。設立年数や決算書の提出を必須としない点が、アメックスのビジネスカードの特徴です。
Q. 年会費は経費にできますか?
公式サイトにも「年会費は経費にできる場合があります」と記載があります。具体的な処理は税理士等にご確認ください。
Q. 入会特典の170,000ポイントは必ずもらえますか?
いいえ。期限内に決められた金額を利用した場合のみです。4ヶ月で80万円、8ヶ月で200万円、10ヶ月で300万円という条件を満たす必要があります。
Q. ポイントの有効期限はありますか?
メンバーシップ・リワードのポイントは、1回でもマイルや商品に交換すると無期限になります。焦って使い切る必要はありません。
Q. ANAマイルに全部移行できますか?
できません。年間40,000マイルが上限です。170,000ポイントをすべてANAマイルにしたい場合は、複数年に分けて移行してください。
Q. 追加カードは何枚まで作れますか?
付帯特典あり・なしを合わせて最大99枚まで発行できます。従業員の経費をカードに集約したい企業に向いています。
Q. カードのデザインは選べますか?
選べます。定番のゴールドに加えて、新色のローズゴールドが登場しました。申し込み画面で選択できます。
まとめ:向く人・向かない人
向いている人
- 年間300万円以上の経費をカードに集約できる
- 出張や会食が多く、ラウンジ・宿泊・ダイニング特典を実際に使う
- 従業員に追加カードを持たせて経費を一元管理したい
- 貯めたポイントをマイルに換えて旅行したい
向いていない人
- 年間の決済額が100万円前後にとどまる(→ ビジネス・グリーンで十分)
- 出張も会食もほとんどしない
- 年会費を払うこと自体に抵抗がある
年会費は上がりましたが、フリー・ステイ・ギフトや請求書カード払いなど、事業者が実際に使える特典が増えたのが今回の改定です。170,000ポイントの入会特典があるうちに検討する価値は十分にあります。
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