「アメックスを持ってみたいけれど、ゴールド・プリファードとグリーンは何が違うの?」
「年会費が高いゴールド・プリファードを選ぶ価値はある?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード(以下、ゴールド・プリファード)は、旅行やホテル、ダイニング特典が充実したカード。一方、アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード(以下、アメックス・グリーン)は、月会費制で気軽に持ちやすいカードです。
この記事では、2枚の違いを会費・家族カード・ポイント・旅行特典・空港ラウンジ・ダイニング特典・手荷物宅配の9つに分けて比較します。
先に結論からお伝えします
- 年間200万円以上利用し、ホテルや旅行の特典を活用したい人:ゴールド・プリファード
- 会費を抑えて、まずアメックスを使ってみたい人:アメックス・グリーン
- ただし海外旅行によく行く方は、グリーンだと手荷物無料宅配が使えません(違い9で解説します)
※本記事は2026年9月時点のアメリカン・エキスプレス公式情報をもとに作成しています。特典や利用条件は変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトをご確認ください。
ゴールド・プリファードとグリーンの違いを一覧表で比較

| 比較項目 | ゴールド・プリファード | アメックス・グリーン |
|---|---|---|
| 本会員の会費 | 年会費39,600円(税込) | 月会費1,100円(税込)/年換算13,200円 |
| 家族カード | 2枚まで無料。3枚目以降は1枚19,800円(税込) | 1枚につき月550円(税込)/年換算6,600円 |
| 基本ポイント | 原則100円=1ポイント | 原則100円=1ポイント |
| メンバーシップ・リワード・プラス | 無料・自動登録 | 年3,300円(税込)で任意登録 |
| 対象加盟店のポイント | 100円=3ポイント(無料・自動登録、上限あり) | 有料のリワード・プラス登録後、対象プログラムへの無料登録で100円=3ポイント |
| 無料宿泊特典 | 年間200万円以上の利用+カード継続で、国内対象ホテルの1泊2名分 | なし |
| トラベルクレジット | 継続で10,000円分 | なし |
| プライオリティ・パス | 年2回までラウンジ利用無料。3回目以降35米ドル | 登録年会費無料。利用1回35米ドル(無料回数なし) |
| ダイニング特典 | 2名以上の予約で1名分無料、ポケットコンシェルジュ20%還元など | 対象レストランで2名以上の予約により1名分無料など |
| ホテル会員資格 | プリンスホテル、オークラ ニッコー ホテルズの上級会員資格あり | なし |
| 手荷物無料宅配 | 往路1個・復路1個 | ×(2023年2月28日で終了) |
| カード本体 | メタル製。ゴールド/ローズゴールドから選択 | 一般的なカードタイプ |
※ポイントは利用先によって加算対象外、または200円=1ポイントとなる場合があります。各特典には対象店舗、回数、期間などの条件があります。
違い1:会費は年間26,400円の差

ゴールド・プリファードの年会費は39,600円(税込)です。
アメックス・グリーンは月会費1,100円(税込)なので、12か月保有した場合は年間13,200円。両者の会費差は年間26,400円です。
会費だけを比べるとグリーンの方がかなり持ちやすいですが、ゴールド・プリファードには無料宿泊券やトラベルクレジットなど、グリーンにはない継続特典があります。
そのため、単純に「会費が安い方がお得」とは限りません。旅行特典をどの程度使えるかが選択のポイントになります。
他にも新規入会キャンペーンでもらえるポイント数が全然違います。時期によって変わりますが10万ポイント以上違うときもあります。マイルに交換するとハワイ往復2回分違ってくるかもしれませんね。

違い2:家族カードを持つならゴールド・プリファードが有利

ゴールド・プリファードは家族カードが2枚まで無料です。3枚目以降は1枚につき年19,800円(税込)かかります。
アメックス・グリーンの家族カードは、1枚につき月550円(税込)。1年間では6,600円です。
たとえば本会員と家族1人で持つ場合の年間会費は、次のようになります。
| カード | 本会員 | 家族カード1枚 | 合計(年間) |
|---|---|---|---|
| ゴールド・プリファード | 39,600円 | 無料 | 39,600円 |
| アメックス・グリーン | 13,200円 | 6,600円 | 19,800円 |
家族2人にもカードを持たせたい場合は、家族カード2枚が無料になるゴールド・プリファードのメリットがさらに大きくなります。
違い3:ポイントの基本還元は同じでも、使いやすさに差がある
どちらも基本は100円の利用につき1メンバーシップ・リワード・ポイントが貯まります。
大きな違いは「メンバーシップ・リワード・プラス」です。このプログラムに登録すると、ポイントの有効期限が無期限になり、マイルなどへの移行レートや支払いに使う際の交換レートが上がります。
ゴールド・プリファードは、通常年3,300円(税込)のメンバーシップ・リワード・プラスに無料かつ自動で登録されます。アメックス・グリーンは任意登録で、年間参加費3,300円(税込)が必要です。
また、ゴールド・プリファードは「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」にも無料・自動登録され、対象加盟店で100円=3ポイント貯まります。ただし対象の利用先などの条件があり、ボーナスポイントは年間10,000ポイント(対象利用50万円分)が上限です。
ポイントをマイルなどに交換して積極的に使いたい人は、ゴールド・プリファードの方がわかりやすく利用できます。

ANA・JALマイルへ移行する場合の注意点
メンバーシップ・リワード・プラスとは別に、ANAマイルへの移行には「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年間参加費5,500円(税込)が必要です。
JALマイレージバンクへは3,000ポイント=1,000マイルで直接移行できます。ANAとJALでは交換レートが大きく異なるため、マイル目的で選ぶ場合は、希望する航空会社への交換先と最新レートを申し込み前に確認しましょう。
違い4:ゴールド・プリファードは年間200万円利用で無料宿泊券がもらえる

ゴールド・プリファードの大きな魅力が「フリー・ステイ・ギフト」です。
フリー・ステイ・ギフト for ゴールド・プリファードの条件
- プログラム期間(入会日または切替日から始まる1年間)に200万円(税込)以上の利用
- 次年度の年会費を支払ってカードを継続
- もらえるのは国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券
- 家族カード会員への譲渡も可能
対象ホテルの中から好きなホテルを選べるため、毎年ホテルステイを楽しむ人には価値の高い特典です。
ただし初年度にすぐ無料宿泊できる特典ではありません。年間200万円の利用に加え、カードの継続と次年度年会費の支払いが必要な点に注意しましょう。
アメックス・グリーンに無料宿泊券の特典はありません。

違い5:ゴールド・プリファードは継続で10,000円分のトラベルクレジット

ゴールド・プリファードを継続すると、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインのホテル予約に使える10,000円分のトラベルクレジットがもらえます。
利用には、20,000円以上の対象ホテルを事前決済で予約する必要があります。
毎年条件に合うホテルを予約する人なら、年会費39,600円のうち10,000円分を旅行特典で回収しやすくなります。一方、ホテル予約をほとんどしない人にとっては、額面どおりのメリットにはなりません。
違い6:プライオリティ・パスの無料利用回数

どちらのカードも、プライオリティ・パスの登録年会費は無料です。ただし、ラウンジ利用料に大きな違いがあります。
| 項目 | ゴールド・プリファード | アメックス・グリーン |
|---|---|---|
| 登録年会費 | 無料 | 無料 |
| 本人の無料利用 | 年2回まで無料 | 無料回数なし |
| 3回目以降・毎回の料金 | 1回35米ドル | 1回35米ドル |
| 同伴者 | 1人につき35米ドル | 1人につき35米ドル |
| 家族カード会員 | 対象 | 対象外 |
| 会員証 | デジタル会員証のみ | デジタル会員証 |
年に1〜2回海外旅行をして空港ラウンジを使いたい人には、ゴールド・プリファードが使いやすいでしょう。
なお、プライオリティ・パスとは別に、両カードとも対象となる国内外の空港カードラウンジを利用できます。利用できる空港や同伴者料金などは、出発前に公式サイトで確認してください。
また、アメックス系のカードに付帯しているプライオリティ・パスは、レストランなどの利用はできません。ラウンジのみとお考えください。
違い7:ダイニング特典はゴールド・プリファードの方が充実

アメックス・グリーンにも、対象レストランの所定コースを大人2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になる「2 for 1 ダイニング」があります。
ゴールド・プリファードには同様のダイニング優待に加えて、対象レストラン予約サービス「ポケットコンシェルジュ」で予約・決済すると20%キャッシュバックされる特典があります。キャッシュバックは年間最大10,000円です。
対象店舗や予約方法、利用回数には条件があります。レストランへ直接予約すると対象外になる場合もあるため、利用前に専用ページの条件を確認しましょう。
違い8:ゴールド・プリファードにはホテルの上級会員資格が付く

ゴールド・プリファードには、次のホテルメンバーシップが付帯します。
- Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー
- オークラ ニッコー ホテルズ One Harmony ロイヤルメンバー
対象ホテルで会員向けサービスを受けられるため、プリンスホテルやオークラ ニッコー ホテルズを利用する人にはうれしい特典です。
アメックス・グリーンには、これらのホテル上級会員資格は付帯しません。
違い9:手荷物無料宅配サービスは、グリーンでは使えません
意外と知られていないのですが、旅行好きの方にとっていちばん体感しやすい違いがこれかもしれません。
アメックスには、海外旅行のときに自宅と空港のあいだでスーツケースを無料で運んでくれる「手荷物無料宅配サービス」があります。ところがこのサービス、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは2023年2月28日のご利用をもって終了してしまいました。
| 比較項目 | ゴールド・プリファード | アメックス・グリーン |
|---|---|---|
| 手荷物無料宅配 | ○ 往路1個・復路1個 | ×(2023年2月28日で終了) |
| 使える空港 | 成田・羽田・中部・関西の4空港 | — |
| 予約 | 出発7日前まで(帰国時は予約不要) | — |
出典:アメリカン・エキスプレス公式「手荷物無料宅配サービス」
スーツケースを持って電車やバスに乗る必要がなくなるので、行きも帰りも手ぶらで移動できます。往復で使えば、宅配便2個ぶんの料金がまるごと浮く計算です。年に1〜2回でも海外へ行かれるなら、年会費の差を埋める要素のひとつになりますね。
ここは間違えやすいポイントです。個人向けのグリーン・カードは終了しましたが、法人向けの「ビジネス・グリーン・カード」は今も対象です(往路・復路 各1個)。名前が似ているので、混同しないようご注意ください。
また、国際線の利用が条件で、国内旅行だけでは使えません。対象カードの一覧、空港カウンターの場所と営業時間、予約の手順は、こちらの記事にまとめています。

ゴールド・プリファードがおすすめな人

ゴールド・プリファードは、次のような人に向いています。
- 年間200万円以上をカードで支払える
- 毎年ホテルに泊まり、無料宿泊券を活用できる
- 20,000円以上のホテル予約でトラベルクレジットを使える
- 年に1〜2回、プライオリティ・パスの空港ラウンジを利用する
- 家族カードを1〜2枚発行したい
- ポイントをマイルなどへ交換して使いたい
- レストランの優待やキャッシュバックを活用したい
- 海外旅行で手荷物無料宅配を使いたい
特に「年間200万円利用」と「カード継続」の条件を達成でき、無料宿泊券を無理なく使えるかどうかが重要です。
下記からは公式ページよりもお得に入会情報がもらえる方法をお伝えしています。
(1分以内に返信メールが届きます。)
アメックス・グリーンがおすすめな人

アメックス・グリーンは、次のような人に向いています。
- できるだけ会費を抑えてアメックスを持ちたい
- 月会費制で気軽に始めたい
- 年間200万円のカード利用を予定していない
- 無料宿泊券やホテル上級会員資格を必要としない
- 旅行特典よりも日常生活で利用できる優待を重視したい
- まずはアメックスのサービスを試してみたい
年換算13,200円で持てるため、旅行特典を使い切れるかわからない人にも選びやすいカードです。
ひとつだけ、海外旅行によく行かれる方はご注意を。グリーンでは手荷物無料宅配サービスが使えません。年に何度も海外へ行かれるなら、ここはゴールド・プリファードとの大きな差になります。
下記からは公式ページよりもお得に入会情報がもらえる方法をお伝えしています。
(1分以内に返信メールが届きます。)
迷ったときは「年間200万円」と「ホテル特典」で判断

どちらにするか迷ったら、次の2点を考えてみましょう。
- 年間200万円以上をカードで利用するか
- 無料宿泊券と10,000円分のトラベルクレジットを毎年使えるか
両方とも「はい」なら、ゴールド・プリファードの年会費を特典で回収しやすくなります。
反対に、年間利用額が200万円未満でホテル特典をあまり使わないなら、月会費1,100円のアメックス・グリーンの方が無理なく持てるでしょう。
ただし海外旅行の回数が多い方は、この2点に加えて「手荷物無料宅配を使うか」も判断材料に入れてみてください。往復で使えるのはゴールド・プリファードだけです。
カードの格だけで決めるのではなく、自分が実際に使える特典を基準に選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)

Q1. ゴールド・プリファードとグリーンの基本ポイント還元は違いますか?
基本はどちらも100円=1ポイントです。ただし、ゴールド・プリファードはメンバーシップ・リワード・プラスに無料かつ自動登録され、対象加盟店では条件を満たすと100円=3ポイント貯まります。
Q2. ゴールド・プリファードの無料宿泊券は入会すれば必ずもらえますか?
いいえ。1年間のプログラム期間中に200万円(税込)以上利用し、カードを継続して次年度年会費を支払う必要があります。初年度にすぐもらえるものではありません。
Q3. グリーンでもプライオリティ・パスを使えますか?
はい。登録年会費は無料ですが、ラウンジ利用は本人も1回35米ドルです。グリーンの家族カードは対象外です。
Q4. 家族カードを作るならどちらがお得ですか?
家族カードを1〜2枚発行するなら、2枚まで無料のゴールド・プリファードが有利です。グリーンは1枚につき月550円(税込)がかかります。
Q5. グリーンでも手荷物無料宅配サービスは使えますか?
使えません。2023年2月28日のご利用をもって終了しています。出発時から手ぶらで移動したい方は、ゴールド・プリファードやプラチナをご検討ください。なお同じ「グリーン」でも、法人向けのビジネス・グリーン・カードは今も対象です。
Q6. ゴールド・プリファードの年会費は元を取れますか?
無料宿泊券、10,000円分のトラベルクレジット、プライオリティ・パス、ダイニング特典、手荷物無料宅配などを実際に使える人は、年会費相当以上の価値を得られる可能性があります。ただし、使わない特典を額面どおり「お得」と考えないことが大切です。
Q7. あとからカードを変更できますか?
はい。2年目以降に切り替えることも可能です。まずはグリーンで始めて、旅行の回数が増えてきたらゴールド・プリファードへ、という選び方もできます。
まとめ:旅行特典ならゴールド・プリファード、気軽さならグリーン

ゴールド・プリファードとアメックス・グリーンは、どちらもアメックスらしい旅行・ダイニング・ポイントサービスを利用できるカードですが、会費と特典の充実度が大きく異なります。
- ゴールド・プリファード:年間200万円以上利用し、ホテルや空港ラウンジ、家族カード、手荷物宅配の特典を活用したい人向け
- アメックス・グリーン:会費を抑えてアメックスを気軽に持ちたい人向け
- 会費差は年間26,400円。無料宿泊券とトラベルクレジットだけで、その多くを回収できるかが分かれ目
- 海外旅行が多いなら手荷物無料宅配の有無も忘れずに
- 2年目以降に変更することも可能です
どちらを選んでも、アメックスのポイントはマイルに交換できます。貯まったポイントで特典航空券を取れば、カードの年会費以上の旅ができますよ。



