プライオリティ・パスをご存じでしょうか。
143カ国・600を超える都市で、1,900ヵ所以上の空港ラウンジやレストランを利用できる会員制サービスです。
私がマイルを使って旅行しはじめたころは、空港にラウンジがあることすら知りませんでした。マイルでビジネスクラスに乗ったときに、はじめてその存在を知ったんです。
「わたしが搭乗口の前でひたすら座って待っている間に、こんな優雅に過ごしている人たちがいたんだ!」と驚いたのを覚えています。
それからです。飛行機に乗るたびに、なんとかラウンジを使えないだろうかと思いはじめたのは。
だって毎回ビジネスクラスに乗るわけじゃないですから。今でもエコノミークラスに乗ることのほうが多いです。
でもプライオリティ・パスがあれば、エコノミークラスでもラウンジが使えます。オーストラリア国内線のジェットスターに乗ったときにも使えて驚きました。
この記事でわかること
- プライオリティ・パスの2026年最新の年会費(3プラン)と同伴者料金
- 年会費を無料にする方法(クレジットカード付帯)
- 羽田・仁川・金浦・シドニー・ホーチミン・バリ島のラウンジ体験レポート(写真50枚超)
- 実際に使ってわかったメリットとデメリット
- 受付での見せ方とアプリの使い方
結論:プライオリティ・パスは「クレジットカード付帯」で持つのが正解
先に結論です。プライオリティ・パスを自分で申し込むと年会費が高いので、特典として付いてくるクレジットカードで持つのがいちばん賢い持ち方です。
| 持ち方 | 年会費 | 本人の利用料 |
|---|---|---|
| プレステージ(自分で申込) | £419 | 無料 |
| クレジットカード付帯 | 0円 | 無料 |
私はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの特典として付いてくるプライオリティ・パスを使っています。最上位のプレステージ会員が、カードの特典として無料で発行できます。
ここがポイント
いくら旅行が快適になるといっても、年会費£419(日本円で8万円前後)を自腹で払うのはさすがに考えてしまいます。カード付帯なら、そこがまるごと0円になります。
プライオリティ・パスとは?【2026年最新の年会費】
プライオリティ・パスは、世界中の空港ラウンジを使えるようにする会員制サービスです。航空会社や搭乗クラスに関係なく、エコノミークラスでもラウンジに入れるのが最大の特徴です。
| プラン | 年会費 | 本人の利用料 | 同伴者の利用料 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | £69 | 1回 £24 | 1回 £24 |
| スタンダード・プラス | £229 | 年10回まで無料、以降1回 £24 | 1回 £24 |
| プレステージ | £419 | 無料(回数無制限) | 1回 £24 |
※出典:プライオリティ・パス公式サイト(2026年9月時点)。以前は米ドル建てでしたが、現在は英ポンド建ての表示に変わっています。為替により日本円の負担額は変動します。
料金表示が変わっています
「プレステージは年会費US$469」「同伴者はUS$35」という説明をよく見かけますが、現在の公式表示は£419・同伴者£24です。古い記事の米ドル表記が残っているだけなので、金額を確認するときは必ず公式サイトを見てください。
私が使っているのはセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
プライオリティ・パスが付いてくるカードはいくつかありますが、私が選んだのはセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 初年度無料/次年度以降33,000円(税込) |
| プライオリティ・パス | プレステージ会員が無料で付帯 |
| 同伴者 | お一人につき4,400円(税込)の優待価格 |
| 国内空港ラウンジ | 無料 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
| JALマイル還元率 | 最大1.125%(SAISON MILE CLUB/年会費5,500円) |
| 追加カード | 3,300円(税込)・最大9枚 |
| 入会資格 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり社会的信用を有する方(学生・未成年を除く) |
※同伴者料金は2024年1月16日から2,200円→4,400円に改定されています。※ビジネスカードという名前ですが、登記簿がなくても個人与信で審査してもらえます。
初年度無料で試せます
初年度は年会費がかからないので、海外旅行の予定が決まっている方は、その旅行に合わせて発行すれば実質タダでラウンジを使い倒せます。私はこのやり方で元を取りました。おまけにAmazonギフト券12,000円分のプレゼントもあります。下記の記事で紹介しています。

それでは、ここからは実際の体験談です。まずは出発前の羽田空港のラウンジから。
羽田空港 国際線第3ターミナル「TIAT Lounge」
国際線出発エリアの4階、出発ロビーの中央にあります。

広々とした空間に、ソファ席・テーブル席・カウンター席があります。無料Wi-Fiと電源コンセントが完備されているので、仕事や作業にも便利そうでした。

| TIAT Loungeの設備 |
|---|
| ドリンクバー(アルコールを含む)/軽食/シャワー/マッサージチェア/新聞・雑誌/無料Wi-Fi/電源 |
営業時間は24時間。今回は深夜2時の便だったので、このラウンジが使えて本当にありがたかったです。

おかげでフカフカのソファの上で、これからの旅行を楽しみにワクワクしながら過ごせました。

シャワー室も完備されていたので、飛行機の中で寝られるようにシャワーを浴びてさっぱりしてからお食事に。シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・タオルも完備でした。

サーバーから注ぎたてのビールを飲んで、から揚げを食べて、枝豆を食べて。極楽、極楽でした。

このサーバーマシンで何杯でも飲めます。お酒の種類も豊富です。

から揚げや枝豆、カップラーメン、パンなども。

私はこんなに食べちゃいました。空港のレストランで同じだけ食べて飲んだら、軽く4,000円は超えそうです。

Lady Bordenのアイスも食べ放題。バニラとチョコレートを食べて大満足でした。

プライオリティ・パスがなくて、夜中に搭乗口の前でひたすら座っているだけ……と考えると、天と地の差です。
深夜便・早朝便ほど価値が上がります
ラウンジの真価が出るのは、深夜便・早朝便・乗り継ぎ待ちのときです。ホテルを取るほどではないけれど空港で数時間つぶす、という場面で、シャワーと仮眠と食事がまとめて無料になります。
韓国・仁川国際空港のラウンジ
今回の往路は韓国・仁川国際空港を経由しました。韓国最大のハブ空港です。
プライオリティ・パスで使えるラウンジは複数あります。
| ターミナル | 利用できるラウンジ数 |
|---|---|
| 第1ターミナル | 5か所 |
| 第2ターミナル コンコース | 1か所 |
| 第2ターミナル | 3か所 |
※訪問時点の数です。ラウンジの入れ替えがあるので、渡航前にアプリで最新の一覧をご確認ください。
以前ビジネスクラスに搭乗したときに使ったAsiana Business Loungeも、プライオリティ・パスがあれば使えます。ビジネスクラスの方と同じラウンジに入れてしまうんです。
Matina Lounge

私が行ったときは夕食時で、かなり混雑していました。ただ、食事のレパートリーが多く、ソフトドリンク・アルコール類も充実していました。

サラダやドレッシングも種類が豊富。

プルコギやチャーハン、野菜の炒め物、焼きそば、から揚げなどのホットミールも充実していました。

韓国ならではのキムチやナムルなどの辛いメニューも。

デザートのケーキ類も豊富。ドーナツやフルーツもありました。

ビールやワイン、ソフトドリンクも自分で注げます。ケースから出して自分で持っていくスタイルです。

お食事としても満腹になるくらい食べることができました。

この日は2か所はしごしました。同じ空港内にラウンジがいくつもあれば、はしごして全部楽しむこともできます。
LOUNGE.L

Matina Loungeよりも少し落ち着いた感じのラウンジでした。私はこちらのほうが雰囲気もお料理も好みでしたね。

生ビールも美味しかった!

先ほどのラウンジでお腹はいっぱいだったのですが、ナムルと韓国風おでん、フルーツに韓国のり、生ビールをいただきました。

こんな感じのビュッフェ形式です。食べ放題・飲み放題ですよ。

ホットミールも充実。温かいお食事は嬉しいですね。

韓国らしいタレも充実!

パンやケーキ、ワインに生ビールもあります。

こんなラウンジが、初年度年会費無料のクレジットカードの特典で使えてしまうんです。

韓国・金浦空港「Sky Hub Lounge」
金浦空港を使ったときにプライオリティ・パスで利用したラウンジです。

ここも落ち着いた雰囲気のいいラウンジでした。

まずはワインから。空港で使えるラウンジは、やっぱりお酒が魅力です。
空港でお酒を飲むと、レストランだと結構高いじゃないですか。得した気分になって、さらに美味しく感じます。

韓国らしいお料理が充実。

このときも別のラウンジを利用したあとでお腹がいっぱいだったのですが、パンやサンドイッチ、ホットミールも美味しそうでした。

マッサージも無料でできますよ。
オーストラリア・シドニー国内線は「レストランが無料」になった
オーストラリアでは、国内線の利用時にラウンジではなくレストランを利用しました。

2つのレストランを利用したのですが、いずれも飲食した料金から36豪ドルの割引を受けることができます。2軒とも36豪ドル以下で飲食したので、実質無料で利用できました。もちろんお酒の注文もOKです。

1軒目は、空港内にあるバーのような素敵なお店。プライオリティ・パスのマーク、見えますか?

プライオリティ・パスを提示するだけです。ビールとパスタの2つで32ドルでした。これが無料で飲んで食べられるんです。
クレジットカードの特典だからプライオリティパスのための追加料金はなし!

2軒目もちょっとお洒落な場所。窓からは飛行機がたくさん見えます。
ラウンジ以外でも使えます
このように、プライオリティ・パスは空港ラウンジだけでなくレストランやバーの割引としても使えます。オーストラリアは物価が高かったので、このサービスは本当にありがたかったです。しかも出発時も到着時も両方利用できました。
最初はオーストラリアの国内線で使えると思いつかず、使いませんでした(もったいない!)。発行したら、自分が利用する空港を必ずチェックしてください。
なお、シドニー国内線では「REX Lounge」というラウンジも使えます(今回は時間が足りず行けませんでした)。
ちなみに、日本の国内線でもレストランが割引になる空港があります。

ベトナム・ホーチミン(タンソンニャット国際空港)のラウンジ
復路はベトナム経由でした。
実はこの空港、以前も同じベトナム航空でマレーシアに行ったときに同じような待ち時間があったんです。あのときはプライオリティ・パスの存在を知らず、夜中にひたすら空港をブラブラしたり、搭乗口で座って待っていました。
今回は待ち時間の快適さが全然違いました。

外の喧騒とは全く違う空間。優雅な音楽がかかっているところで、優雅な気分で過ごしました。

シャワーを浴びてスッキリしたあとに、大好きなフォーを3杯も食べちゃいました。

ホットミールも充実していましたが、写真は撮れませんでした。代わりに可愛いぶたちゃんを。
プライオリティ・パスで使えるラウンジは、この空港にも2つありました。ビジネスクラスに乗る方と同じラウンジなので、シャワーもアルコール類もあります。2つとも回ってみればよかったと後悔しています。
バリ島・デンパサール空港(バリ・ングラ・ライ国際空港)のラウンジ
バリ島のデンパサール空港では、ラウンジに加えてレストランのセットメニューが無料になるところもありました。Flight Club DPSというレストランです。
私はすでに空港巡りでお腹がいっぱいだったので、ラウンジで仮眠をとっただけでした。

訪れたときには空港が改装されていて、とてもきれいでした。

早速ラウンジに到着。夜中だったのでラウンジで少し横になれるのはありがたかったです。

水やジュースなどもあります。

フルーツやインドネシアのお菓子なども置いてありました。

ホットミールも!
プライオリティ・パスのメリット・デメリット
実際に使ってきた体験から、メリットとデメリットをまとめます。
メリット
| メリット | ひとこと |
|---|---|
| 世界中の空港ラウンジが使える | 143カ国・1,900ヵ所以上 |
| 軽食やドリンクが無料 | アルコールも飲み放題のラウンジが多い |
| 無料Wi-Fi・電源が使える | ほぼすべてのラウンジで利用可 |
| シャワー・マッサージチェア | 長時間のトランジットで威力を発揮 |
| レストランの割引にも使える | シドニーでは36豪ドル引き=実質無料に |
| 同伴者も利用できる | セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス発行なら4,400円 |
特に大きいのは、ビジネスクラス以上の方が利用するラウンジと同じラウンジを使えるケースがあることです。ビジネスクラスはエコノミーの何倍もする運賃なのに、同じラウンジに入れてしまうのはものすごいメリットです。
マッサージチェアのあるラウンジでは無料で使えます。不思議なことに、結構誰も使っていません。
デメリット
正直なところのデメリット
- 年会費や1回ごとの利用料がかかる(カード付帯ならこのデメリットは消えます)
- ラウンジによってサービス内容が全く違う
- 混雑する時間帯がある
- 満席で入れないことがまれにある(年末年始など)
2つ目の「ラウンジによってサービス内容が異なる」は、世界各国で同じサービスではないので確認が必要です。旅行前にプライオリティ・パスのアプリで調べておくといいですよ。
3つ目・4つ目の混雑について。私は年末年始に利用した際に1度だけ、混雑していてラウンジに入れないことがありました。逆に言えば、それ以外は快適に使えています。
今回の旅行でも、仁川国際空港のラウンジが夕食時でものすごく混んでいました。ただビュッフェ形式なので、食事ができないということはありませんでした。
プライオリティ・パスの使い方【受付とアプリ】
ラウンジでの使い方は3点セットを見せるだけ
受付で①プライオリティ・パス ②当日の航空券 ③パスポートを見せるだけ。これでラウンジを使えます。
あわせて、プライオリティ・パスのアプリをスマホに入れておくと、各空港で使えるラウンジがわかるのでとても便利です。

アプリを開いて、利用する空港を入れて検索します。するとターミナルが出てくるので、自分が使うターミナルのラウンジを探せばOKです。

ラウンジ以外に空港のフロアマップも見られるので、ターミナルがわからないときの参考にもなります。
※セゾン発行のプライオリティ・パスは、別途デジタル会員証(アプリ)の申し込みが必要です。
旅行前にやっておく3ステップ
STEP1 カードを発行したら、プライオリティ・パスの発行手続きをする(別途申し込みが必要です)
STEP2 アプリをダウンロードし、利用する空港とターミナルで使えるラウンジ・レストランを検索しておく
STEP3 候補を2か所以上メモしておく(1か所が満席でも困らないように)
よくある質問
Q. エコノミークラスでもラウンジに入れますか?
入れます。プライオリティ・パスは搭乗クラスや航空会社に関係なく使えるのが最大の特徴です。LCC(ジェットスターなど)の利用時にも使えました。
Q. 同伴者も一緒に入れますか?
入れますが別料金です。公式プランなら1回£24、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス発行のパスならお一人4,400円(税込)です。ラウンジによっては同伴者の人数に上限がある場合もあります。
Q. 年会費はいくらですか?
スタンダード£69、スタンダード・プラス£229、プレステージ£419です。クレジットカードの特典として発行すれば0円になります。
Q. ラウンジのはしごはできますか?
プランによりますが、プレステージ会員なら回数無制限なので、同じ空港で複数のラウンジを回ることもできます。私は仁川で2か所はしごしました。
Q. 何回使えば元が取れますか?
ラウンジ1回の価値を3,000〜4,000円とすると、年に3〜4回使えばプレステージの年会費相当になります。カード付帯なら1回目から丸ごとお得です。
Q. 満席で入れないことはありますか?
まれにあります。私は年末年始に1度だけ入れませんでした。同じ空港に複数のラウンジがあるかを事前にアプリで確認しておくと安心です。
Q. 国内線でも使えますか?
使えます。日本の空港でも、ラウンジやレストランの割引として利用できるところがあります。詳しくは上でご紹介した国内線の記事をご覧ください。
まとめ:向く人・向かない人
向いている人
- 年に1回以上海外旅行や出張に行く
- エコノミークラスで乗ることが多い
- 乗り継ぎや深夜便の待ち時間が長くなりがち
- 空港での飲食代を節約したい
向いていない人
- ほとんど飛行機に乗らない
- いつもビジネスクラス以上で、航空会社のラウンジが使える
- プライオリティ・パスのために年会費を自腹で払う前提で考えている(→ カード付帯にしましょう)
正直な感想として、プライオリティ・パスはめちゃくちゃお得だと思っています。特にクレジットカードの特典として発行すれば、年会費が無料になりますから。
私はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの特典でプライオリティ・パスを発行しています。ビジネスカードという名前ですが、登記簿がなくても個人与信で審査してもらえます。JALマイルの還元率も最大1.125%(SAISON MILE CLUB加入時)と高いので、マイルを貯めるカードとしても優秀です。

私が1年でマイルを大量に貯めた「5つの方法」

私自身は陸マイラーとして、日々さまざまな方法でマイルを貯めてきました。
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